“休憩所”から夢を目指す50代ライバー・リアンジェRie【スター発掘!Vol.9】
この企画は、321に所属するライバーにフォーカスし、配信の世界で光を放つ存在たちを紹介する連載企画。
普段はなかなか聞けない、彼らの素顔や想いをたっぷりお届けします!
今回インタビューしたのは、【リアンジェRie】さん。
スピリチュアルの仕事やモデル経験を経て、現在は“専業ライバー”として活動の大半を配信に注いでいます。今回は特に“はっちゃけ演出の裏側”と“コミュニティへの想い”に焦点を当て、お話を伺いました。
──まずは自己紹介をお願いします!

「【リアンジェRie】です。今は活動の“9.5割”がライバー。家では家事と子育てに向き合っています(高校生の娘と、20歳の息子)。配信外では、オラクルカードを用いたスピリチュアルの仕事を少し続けています。実は20年ほど前はモデルとしても活動していました。」
──配信を始めたきっかけは?
「前の所属先の社長から“スピを活かして喋る配信をやってみない?”と声をかけてもらったのが入口です。はじめは“分からないからこそ、やってみよう”という気持ちで。TikTokで週1〜2の宣伝ライブも試しましたが、比較して『Pococha』のほうが自分に合うと感じました。理由はシンプルで、まず“時給が出る”こと。仕組みが腹落ちしやすく、設計が立てやすかったんです。」
──配信の魅力やスタイルを教えてください。

「二面性がポイントです。落ち着いた雑談や歌枠がある一方で、大きなアイテムが飛ぶと即興で音楽を流し、約1分で着替えて“はっちゃけ”ます。かぶり物や小道具を使うこともあって、勢い余って椅子から落ちる“事件”が起きることも(笑)。
BGMを流してダッシュで衣装替えに行くその1分半のあいだにチャットが“闇投げ”で大盛り上がりして、戻った私は“今なにが起きてたの!?”って二度美味しい(笑)。初見さんはギャップに驚いて帰っちゃうこともありますが、残ってくれる方は両面を分かったうえで楽しんでくれます。
それと“表口(おもてぐち)”ルール。陰で言わず、オープンに弱点を笑いに変換して浄化します。80〜90年代カルチャーの話題で、上の世代も若い世代も同じ土俵で盛り上がるのもこの枠らしさですね。」
「“メーターを追う日”は正直しんどいです。配信後すぐに動けず、少し“ぼーっ”とする時間を回復の設計として許すようにしています。夏場に“はっちゃけ”連投はさすがに堪えるので、日によっては“今日は雑談・歌だけで暴れません宣言”を出したり、体力配分をかなり意識しています。」
──オフの日はどう過ごしていますか?
「カフェでコーヒーを飲みながら“一点見つめ”。病んでいるのではなく、完全なリラックス時間です。娘の部活の保護者役員の用事もあり、家族の段取りを最優先に。激しめ配信の翌日は“休む”——メリハリが継続の鍵だと思っています。」
──これからの目標を教えてください。
「過去にS帯に到達し、A2・A3を往復するのも経験しました。次は“50代でもSの中で生き続ける”。“推しの枠へ行く前後に立ち寄る休憩所”と呼ばれる安心感は大事にしつつ、そこで終わらず“休憩所でも夢が見られる”枠にしたいんです。
Clubhouse初期に感じた“横のつながり”の良さ——干渉しすぎず、でも支え合えるコミュニティ——を『Pococha』でも育てたい。ネット越しに伝わる“人柄”は本質だと信じています。」
──最後に、リスナーへメッセージを!

「“はっちゃかめっちゃか”な枠ですが、いつも本当にありがとうございます。人数は多くないけれど、“濃い”仲間がいてくれるのが誇りです。これからも仲間を増やす努力を続けます。ぜひ気軽に“茶のみ休憩”へ。休みに来たつもりが、気づけば一緒に上を目指している——そんな枠でお待ちしています。」
💡 編集後記
安心して肩の力を抜ける“休憩所”の空気と、音楽が鳴った瞬間に弾ける“はっちゃけ”。相反する2つを同居させる設計には、【リアンジェRie】さんの誠実さと経験がくっきりと表れていました。
“人数ではなく濃さで勝つ”“50代でもSの中で生きる”。言葉の芯が強いのは、すでにその景色を一度見ているから。休める場所であり、夢を見る場所。矛盾を面白がれるのが、彼女の枠の最大の魅力だと感じます。


































































