Pococha presents! もとかの × ゆうこす 〜これからのライブ配信についてエトセトラ〜【前編】

321inc.ファウンダーとして、ライバーカルチャーを各視点から盛り上げる“ゆうこす”と、KOS所属のタレントとしてトップライバーにも上り詰めた経歴のあるインフルエンサー“もとかの”に、ライバーカルチャーのこれからや、インフルエンサーとライバーの違いなどについていろいろと取材してみました。
What’s Pococha?
DeNAが運営するスマホで誰でも気軽にライブ配信を楽しめるアプリ「Pococha(ポコチャ)」。ライバー(配信者)とリスナー(視聴者)のつながりを大切にしており、フレンドリーなコミュニティは居心地が良いと評判!
321 Inc. founder ゆうこすが語る、ライブ配信。
ライブ配信との出会い。
アイドルを辞めた直後あたりから、少しずつライブ配信のプラットフォームがテレビと同じような感覚で普及し出して、それに出演させていただくこともあって興味を持ち始めたのがライブ配信との最初の出逢いです。
当時はテレビのように番組としての配信が多かった感覚で、私はその“ライブ配信の番組に出演する”というところからだったのですが、もちろん今のように一人でも配信できたので試しに一人で配信をしてみたところ自分には番組としてではなく一人で配信する方が合っているなと感じ、ライバーデビューをしました。
自分がアイドルをやっていたというのもありアイドルの時はいかに多くの人に見てもらうかが大切なのですが、ライブ配信は一人一人とちゃんと話せるということが嬉しかったです。
また、自分以外に一般の方が配信しているのを見られるのも楽しくて、ギフトなどでリスナーさんがライバーを金銭的に支援するという仕組みに感銘を受け、“職業としてのライバーを確立したい”と感じるようになりそのタイミングで321を立ち上げました。
321がスタートしたのは5年程前なのですが、じつはその2年くらい前に株式会社KOSという個人事務所の事業部としてライバーを50名ほどマネジメントしていたんです。
実際に、KOSの時に所属していたライバーが321に残っていたりして自分の構想していた“職業としてのライバー”になれている方もいるのでとても感慨深く、やっていて良かったなと思っています。
ライブ配信の楽しさについて。
よく私はライブ配信のことを“スナック”と例えるのですが、特にPocochaのシステムはリスナー同士で交流がしやすい設計になっていて例えば『ゆうこすの配信』に来てくれた『ゆうこすに興味のあるリスナーさん』同士で会話が生まれたりすることもあるんです。
私が少し席を離れても、ちょっと気を抜いても(笑)、リスナーさん同士で話してくれるのって、まさにスナックみたいじゃないですか?
ライバーはスナックのママ、リスナーはスナックのお客さんというイメージで。
仕事や学校終わりなどに今日も誰かとお話ししたいな、ってなるときってあると思うんですが、それができる空間がとっても素敵だと思っています。
Pocochaはハッシュタグでいろんなワードを検索できるので、それに興味のある人が集まる場所へふらっと寄れるのが、Pocochaという“バーチャル上の巨大な街”にいるみたいで今っぽい息抜きの仕方だと思うんです。
私も会話したい時とか、誰かの会話を聞いていたい時とか配信を見にいったりすることもあります!
ライブ配信の今までとこれから。
今まではすでに表現者として表に出ている人が配信することが多く配信する人よりも見る人の方が多かったのですが、コロナ禍で一般の方でも配信してみようと思う人が増えてライバー人口が一気に増加しました。
それを皮切りに、実際にちゃんとライブ配信だけで食べていける人が増えライバーを職業をとして選択する人が少しずつですが増えていったと感じています。
YouTuberが職業になったように、いつかライバーがもっとちゃんと職業として認知されるようになったらいいなと願っています。
ライバーって、お家でも出先でもどこでもできたり、今は顔や配信場所を整えなくてもVライバーとして配信ができたりもするので、いいことづくめなんです。
実際に私が妊娠して歩くことですら大変だったり、産後もきっと全然寝る時間が作れなかったり……。
そんな状態で働きに出ることって本当に大変だと思うので改めてライバーっていいなって思えました。
例えば、私と同じように妊婦の方シングルマザーの方、夢を追いかけている方、欲しいものがあってバイトしている学生さんなども。
YouTubeなどと違って、ライブ配信は誰でも気軽に始められるのでこれからライバーになる人が増え、ライバーカルチャーがもっともっと広まって欲しいですね!
Influencer もとかのが語る、ライブ配信。
ライブ配信を始めた理由。
ゆうこすさんに憧れて、18歳の時にKOSのタレントオーディションを受けたのがきっかけで、PocochaとTikTokを始めました。SNSにもっと力を入れないと、と言われ、そうだよな……と思って大号泣してしまったのを覚えています(笑)
Pococha時代のもとかの。
18歳の時に始めたのですが、最初はお昼に1時間半ほどやったところ、見慣れない生配信中の自分の顔やコメントを追うことで目が疲れちゃって……。
そこからは朝・昼・晩で学校に行き、バイトもしながら合間に合計8時間ほど配信をしていました。
コロナ禍ということもあって初めから結構見に来てくれる人が多かったです。
配信では、来てくれたリスナーさんをノートにメモして、朝・昼・晩で出席簿とかもつけていました(笑)。
大学3年生の時に大学のミスコンに出たのと、就活も始まって少し忙しくなったのでそこから週休二日みたいな感じで少し時間を減らしつつ、できるときは配信をするようにしていました。
ライバーからインフルエンサーとして活躍するようになって変わったこと。
私は自分がライバーであるとかインフルエンサーであるとかは思ったことがなくて、私生活の一部としてライブ配信を今でもするしTikTokでお仕事をいただいてインフルエンサーとしての活動をしたり、普段はOLであったりもするので、常に素のままの自分なんですよね(笑)。
ただ、インフルエンサーとしてお仕事をいただけるようになってから変わったことといえば、発言に気をつけるようになりました。
今までは良くも悪くも本当に友達に話す感覚でライブ配信中に言いたいことを言っていたのですが、と言っても今も言いたいことは言うんですが(笑)例えば嫌なコメントとかがあったときなどは、言葉に気をつけながら、ちゃんと嫌な理由を説明してやめてって伝えるようになりました。
ライブ配信について感じること、思うこと。
最近の10代や20代前半の子達って、メディアリテラシーがちゃんとあるというか……。コメントのルールが守れている子が多いと感じています。
それによって、投稿された動画にはあまりコメントがつきにくいんです。
ライブ配信だとコメントが残らなくて逆にコメントがしやすい、という子が多いので、ライブ配信をすることにはかなり意味を感じています!
今でもファンの子達とリアルに接したい時にライブ配信をすることが多いです。
>>後編に続く!
後編はもとかの × ゆうこすの対談!
ライブ配信とインフルエンサーの関係性や、業界の今後の話──。
二人で語り尽くしちゃいます!
※本記事はnewme Vol.1より転載しています
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もとかの
2002年1月29日生まれ。現役OL、TikToker。本名である橋本香音の名前の間をとって「もとかの」。そのインパクトあるネーミングや女子大生ならではの自然な姿が、同世代から人気。ライバーとしても活躍中。SNS総フォロワー数は約100万人以上。

ゆうこす
1994年、福岡県生まれ。アイドルグループを脱退後ニート生活を送るも、自己プロデュースを開始し、「モテクリエイター」という新しい肩書で株式会社KOSを起業。現在はタレント、モデル、SNS アドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして活躍中。InstagramやYoutubeチャンネルで紹介するコスメなどが完売するなどの影響力を持ち、SNS総フォロワーは200万人以上。